インタビュー

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子ども時代歯科治療が嫌いだった私が、患者さまの気持ちを考えながら診療にあたります。

私は子ども時代、歯磨きが大嫌いでした。それでいながら毎日近所のお店でアイスを買って食べていましたので、虫歯がたくさんありました。歯が痛くなっても、前に抜歯で痛かった記憶があり、歯科医院に行くのを泣いて嫌がったものです。こうした経験を踏まえ、今は治療が怖いと思う患者さまのお気持ちを考えながら診療にあたっています。お子さまの歯磨き習慣も、なるべく幼いうちから慣れるようにしていくことをおすすめしています。

初めて歯科を受診するお子さまの治療はどのようにしていますか?

お子さまは口の中に物を入れられるのを嫌がることが多いので、最初は歯磨きの練習からです。そうして、診察室の雰囲気に慣れてもらいます。ちょっとチャレンジできそうなお子さまは、タービンを使った練習もしますが、初回は削りません。
泣いてしまって治療に入ることが難しいようであっても、押さえつけたり無理強いしたりすることは決してありません。日を改めて、治療を進めていきます。半年くらいおいてから再チャレンジすることもあったりと、気長に取り組んでいくことが大切です。

治療の痛みや不安にはどのような配慮をしていますか?

これから麻酔や抜歯をすると思うと、痛みを連想するあまり、緊張してしまうことはありませんか?当院では、お子さまなら学校の給食やプールのこと、大人の方でしたら世間話などをして、堅くなりすぎずリラックスしていただけるようにアプローチしながら治療をすすめていきます。
麻酔は2段階に分けています。表面麻酔を使ってまずは歯ぐきの表面を麻痺させ、その後に細い針を使って麻酔注射を行っていきます。麻酔液を注入するときは、刺激が少ないようゆっくり入れていき、できるだけ患者さまの負担を軽減させることに努めています。

カウンセリングではどんなことを説明してもらえるのですか?

初診の方でしたら、応急処置が終わったら今のお口の状態についてご説明します。ご納得いただいた上で治療をすすめていくために、歯周病のメカニズムを解説した動画をみていただくこともあります。また、治療の途中段階でも、その日の処置が終わったら治療内容について逐一お話し、患者さまから質問できるタイミングも増やしていけるようにしています。

虫歯や歯周病の再発が心配なのですが、気をつけておくべきことはありますか?

虫歯も歯周病も生活習慣病です。食生活が乱れていると再発しやすいので、どんな食べ物が影響を与えるか知っておくことが大切です。虫歯があった患者さまでしたら、炭酸飲料やスポーツドリンク、砂糖入りの缶コーヒーはおすすめできません。営業職の男性ですと、たばこを吸いながら缶コーヒーを飲む方が多くいらっしゃいますが、これは虫歯になりがちな組み合わせなのです。
ご自分で歯磨きをしていても、十分磨ききれない箇所もあるでしょう。再発防止のため、3か月に1度、メンテナンスにお越しいただくことをおすすめします。

患者さまとの思い出深いエピソードを教えてください。

治療の練習ばかり続けていて、ずっと治療できないまま来なくなってしまっていた女の子のことが印象に残っています。小学生になったある日、彼女は鉄棒にぶつけて歯が欠けてしまったのですが、学校の先生が治療に連れて行こうとしたときに告げたのが当院の名前でした。そのときに欠けた歯を治療し、それをきっかけに彼女は治療できるようになりました。当時彼女からもらったお礼のメッセージカードは、今でも大切に取ってあります。

治療器具の衛生管理についてのこだわりを教えてください。

自分がもし患者さまの立場だったらと考え、治療器具の衛生管理に取り組んでいます。
歯を削るタービンは、患者さまごとに交換するのはもちろん、複雑な内部まで滅菌できる高圧蒸気滅菌器で滅菌しています。高圧蒸気滅菌器は1台が壊れても衛生的に診療を続けられるよう、2台導入しました。滅菌済みの器具は、個別に滅菌パックに入れて保管しています。また、注射器はだ液や血液がつきやすいので、使い捨てにしています。

院長先生のこだわりについて教えてください。

治療の際に、ライト付きの拡大鏡を使うことです。より良い歯科診療に、細やかで丁寧な治療は欠かせません。
人の目で認識できる大きさには限界があります。しかし、被せ物がぴったり合っているかを確認する場合などは、通常目では見えないくらい細かなところまで見る必要があります。そこで役立つのが拡大鏡です。さらにライトで患部を明るく照らすことができ、細やかな治療をスムーズに行うために使用しています。